いくつかの port、特に p5- ports
などは、configure のオプション
(あるいは、p5-
の場合は perl のバージョン) によって
pkg-plist を変える必要があります。
これを容易に実現するために
pkg-plist 中の
%%OSREL%%,
%%PERL_VER%%,
%%PERL_VERSION%%
は適切に置き換えられるようになっています。
%%OSREL%%
の値はオペレーティングシステムの数字で表されたリビジョンです
(たとえば 4.9)。
%%PERL_VERSION%% は perl
のバージョン番号全体
(たとえば 5.00502)
で、%%PERL_VER%% は perl
のバージョン番号からパッチレベルを引いたものです
(たとえば 5.005)。
他の置き換えが必要であれば、PLIST_SUB
変数に
VAR=VALUE
という形式のペアのリストを設定することによって、
pkg-plist 中の
%%VAR%% は
VALUE に置き換えられます。
たとえばバージョンに固有のたくさんのファイルをインストールする場合には、
Makefile に
OCTAVE_VERSION= 2.0.13
PLIST_SUB= OCTAVE_VERSION=${OCTAVE_VERSION}と書いて、PLIST
中のバージョン番号が表われるすべてのところに、
%%OCTAVE_VERSION%% と書きます。
このようにしておけば、port をアップグレードするときに、
何十行 (時として、何百行) も
pkg-plist
を書き替えないですみます。
この書き換えは
(マニュアルの追加も)
pre-install と
do-install ターゲットの間に
pkg-plist を読み
TMPPLIST
(デフォルトは
WRKDIR/.PLIST.mktmp)
に書き込むことによって行なわれます。
もし、あなたの port が
PLIST を実行時に生成するのであれば、
pre-install
の間かその前に行なうようにしてください。
また、書きかえられたあとのファイルを編集する必要がある場合には、
post-install
で TMPPLIST を書きかえてください。
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